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教訓は若者から!「忙しい」から見出す最善の方法

ワンスアラウンド株式会社 取締役
E&C推進室室長 佐藤 梨枝子

佐藤 梨枝子

ハッピーエピソード 【vol.48】

「人手不足だから」を言い訳にしない!

人手不足が慢性化している昨今。

有難いことにコロナ禍明けの店頭回復、そして(有難くありませんが)空前の転職ブームの影響もあり、採用し続けても一向に充足されることのない苦労を感じている企業が圧倒的だと思います。

弊社も同様で、店頭スタッフには日々、苦労を掛けている事を本当に申し訳なく思っています。

そんな中、明るい一筋の光のようなエピソードが届きました。

1件目は、お客様アンケートに寄せられたご意見から分かったスタッフの素晴らしい行動です!


■徹底したフォーメーションで
 お客様との接点をつくる!

【以下、お客様アンケートより】
商品が良いのはもちろんのこと、タイミングのいい声がけと気持ちのいい接客をして頂き、楽しく買い物ができました。
忙しそうでしたが笑顔がとても素敵で、接客やお仕事を楽しんでいらっしゃる感じを受けました。
もう少し余裕のある人員配置があればと思いますが、世の中どこも人手不足なので難しいのでしょうか。


この時の状況が以下の内容です。


【スタッフ投稿レポートより】
平日ご来店された女性のお客様。フロアにはスタッフが2人。
その時、店内が混み合っており、もう1人のスタッフはレディースフロアで接客中でした。
私はレディースのフィッティングルームにお客様をご案内し、メンズフロアに目配りしつつ、ご試着中のお客様のもとへ小走りで向かい、こまめにお声がけをしていました。
するとお客様は「忙しいのに何度も気にかけくれてありがとう!笑顔で駆けつけてくれてかわいいわね」とおっしゃってくださいました。


もう1人のスタッフがメンズフロアにあるレジへ移動したため、私がレディースフロアに入ることが出来ました。
色々コーデで組み合わせてみてスカートのお色味が決まり、一緒にお持ちしたトップスもご購入頂くことになりました。



お客様のコメントにもあるように
人員が少ない状況であっても、【私達の動き方】、【心配りの+αの一言】や【笑顔】など、スタッフの意識次第でお客様の受け取り方は大きく変わってくると思います。

今回は、店内が混み合っており、複数接客だった中で、お客様に楽しい買い物だった!と感じていただけて良かったです。

今後、年末を迎え、より店内が混み合ってきますが、
忙しい時ほどそういった意識を忘れずにご来店くださった皆さまに人員が少ないのも感じさせないくらい気持ちのいい接客をしていけたらと思います。

2件目のエピソードをご紹介します。


■ブランド様の施策に全力で
 取り組んだ若手スタッフ達

2件目のエピソードをご紹介します。


11月末にお取引先のブランド様の施策イベントがありました。
日頃のご愛顧に感謝し、お客様が楽しめる1日限りのスペシャルイベントを各店舗ごとに企画・開催するものです。


「このイベントを皆で力を合わせて大成功に導こう!」というリーダーの掛け声のもと、各店の取り組みがスタートしました!
責任者は全員入社1年~2年の若手スタッフ達です。


プロジェクトがスタートしたのは、イベントの2か月前。
それから2か月間、以下のようにPDCAを回しながら、各店の責任者がスタッフを巻き込みながら企画を進めていきました。


  • アクションプランシートの作成
  • 店内への共有と役割分担決定
  • 定期的なプロジェクトミーティング
    →立てたプランの進捗をプロジェクト内で相互確認し軌道修正を行う。
  • 店内への共有と店内マネジメント


そして、イベント開催当日は、本社メンバーが各店の状況を見に、それぞれ分担して巡回に行きました!


【各店のイベントの内容】

  • スタイリングコンテスト
  • 特設フォトスポットでの撮影会
  • スタイルブック作成
  • お客様インタビュー
  • 「貴方にベストな1点は?」チャート表作成
  • お子様向けクイズ
  • ブランドの歴史POP  などなど・・・


上記のイベントの準備から当日までの様子を、編集した動画を後日見せて頂きましたが、一連の流れの動画を入社1~2年のスタッフが中心になって完成させたことに、若手スタッフのポテンシャルの高さを実感するとともに大きな感動を抱きました。
そしてこのような「場」を企画したリーダーにもリスペクトでした!

日々、忙しい中で、年上メンバーを巻き込みながらこのイベントを成功させた若手メンバーの感想からは、このような意見が挙がりました。

  • この企画を通して店スタッフ全員で何回もミーティングを重ねた結果、コミュニケーションが深まり、よりチームワークの向上に繋がった。
  • 1つの企画を成功させるための事前の計画からの修正、そして役割分担の重要性など、多くのことを学びました。
  • 一人では何もできない。チームをいかに巻き込むことが重要かが分かりました。協力してくれた店の仲間に感謝です。

「社員がいない」「人員不足」を言い訳にしない!

昨今、「社員がいないから●●できない」「人員が不足しているので難しい」という声を聞くことがよくあります。
しかし、この2つの事例から学んだことは、

  • 「人がいない」「忙しい」を言い訳にせず、忙しいからこそ、 事前準備や他のスタッフと協力し合うこと
  • 人員不足をお客様に感じさせないようフォーメーションを癖付け、目配り・気配りを徹底すること

など、他責ではなく、今の与件のなかで自分たちが出来る最善の方法を【自責】の考えで行動してくれたことだと思います。

今回の事例はどちらも若いスタッフ達ですが、
一番大切なことを若者たちが教えてくれました!





最後までお読みいただきありがとうございました。
これからも現場から届いたお客様の「ありがとう」を
ご紹介してまいります。

佐藤 梨枝子
佐藤 梨枝子
ワンスアラウンド株式会社 取締役 E&C推進室室長

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