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楽しいこと・嬉しいこと・認めること・称えること



ワンスアラウンドの『現場マガジン』  2021年9月8日号

皆様いつもお読みいただきましてありがとうございます。
ワンスアラウンドが毎週お届けしている『現場マガジン』は、文字通り我々が運営する 《現場》発のホットな情報をお届けするメールマガジンです。
今週は、『ショップレポート』第18弾。
今回は、コロナ禍でスタッフ間での食事会などが出来ない中、 ちょっとしたアイディアでスタッフのモチベーションアップを図っているショップの取り組みをご紹介致します。


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ショップレポート【vol.018】



楽しいこと・嬉しいこと・認めること・称えること


皆様、こんにちは。
今日は、コロナ禍の影響で1年半に渡り、スタッフ間のコミュニケーションがなかなか取れない中、 スタッフのモチベーションアップの取り組みを始めているショップの事例をご紹介致します。



「お店の仲間とプチハッピーを共有しよう!」

プチハッピーとは、最近、自分が感じた「ちょっと嬉しい」ことです。
その「ちょっと嬉しい」を店内LINEで店メンバーと共有し、
スタッフ間のコミュニケーションを盛り上げていこうという狙いで始めました。

この企画を盛り上げる為に、新入社員がIPADでお絵かきをして
共有LINEで全スタッフに呼びかけました。

【プチハッピーの事例】


 A子さん:40代主婦
  無理なく続けている1時間ウォーキングの効果か、
  体脂肪が減ってきた!また、毎年5月~6月に買う芍薬の花が、
  今年も蕾から見事に満開になり、自分だけのプチハッピーを
  楽しんでます

 B男くん:20代学生
  1社、内定を頂きました!更に就活を続けてより良い会社への
  入社を頑張ります!
  C先輩、いつもシフトを気に掛けてくださりありがとうございます。
  今のバイトでの経験が就活にとても役立っています。
  皆様、ありがとうございます!

【プチハッピーの効果】(店長談)

コロナの影響で色々と制限せざるを得ない状況だからこそ、 店内コミュニケーションの一助として会話のきっかけになっています。
また、出勤の少ない学生スタッフからもこれなら書きやすいと好評で、 フルタイムのスタッフよりも格段に接する機会の少ない学生たちの パーソナルな部分を知れるのは意義があると感じています。
物理的に店内の環境改善などに繋がるわけではありませんが、 スタッフの人となりが伺えることと、ポジティブなメッセージなので なによりも読んでいる側も明るい気持ちになるので、今後も続けていきたいと思います。




もう1店舗はブランドで行われている「チームの仲間を称賛するカード」を使って モチベーションアップに繋げている事例です。


「チームの仲間を称賛するカード」でモチベーションUP!



【モチベーションアップの取り組み】


①出勤時は必ず1人1枚、チームの仲間のGoodなところ、 感謝の気持ちをカードに記入し、相手に伝えて渡す。
(カードは2枚セットになっているので、一枚は相手に、 もう一枚はポスターに貼って見える化する)

②毎週土曜日の夜に一週間(日曜日から土曜日まで)のカードの集計を行い、 集計の結果(誰が何枚獲得しているか)をチーム全体で共有。
毎週1番獲得枚数が多いスタッフをMVPとして称賛!

③ポスターに貼っているカードは、一週間で貼り替えて保管。
土曜日の夜に集計するタイミングでノートに貼り替える。 日曜日からまたポスターが白紙の状態になるので、 「今週もカードを書くぞ!」という気持ちになる。

【上記項目を繰り返し行い、得られた効果】

①仲間に対する観察眼が鍛えられる!
出勤時に必ず1枚はチームの仲間にカードを渡すので、 一人一人が仲間の行動をよく見るようになり、 感謝の気持ちの発信回数が増えると同時に、 仲間のGoodな行動に対しての気づきのスピードがUPした!

②お客様の声に変化が表れる!
お客様アンケートに、個人へのコメントだけではなく、 「とても明るい雰囲気のお店で気持ちがよかった」や 「担当してくれたスタッフの方だけでなく、 他のスタッフの方々も親切丁寧で、さりげなくフォローしたりと、 良いお店だなと思った」など、 チームに対するGoodコメントも今まで以上にいただいた!





ポジティブな環境を仕掛ける!

もともとリアル店舗のスタッフは、売場での「私語禁止」というルールから、 休憩中の雑談や、仕事の後のお疲れ様の一杯がとても貴重なコミュニケーションの場でした。 「これがあるから頑張れる!」といっても過言ではないくらいストレス発散になっていたはずです。

しかしながらこの1年半、コミュニケーションの場が全て制限されてしまい、 微弱なストレスが少しずつ溜まり続け、現場に何となく覇気が感じられない状態になっていると思います。

そこで、何とか健全な状態に持っていきたいと、上記の2店舗が「もっともっと(カイゼン)活動」の 目標にスタッフのモチベーションアップを掲げて、取り組んでいました。

2店舗の共通点は、ただ単にコミュニケーションを取るという取り組みを行っているだけでは無く、 「嬉しかったこと」、「仲間を称えること」というポジティブ縛りを入れていることです。

売場を「ハレ」の場にしなくてはいけないと分かっていても、現在の環境をそのまま受け入れているだけでは、 ポジティブ要素はなかなか見つかりません。

リーダーである店長の発想で、ポジティブな気持ちが生まれる環境を一つでも作って取り入れることが、 スタッフの気持ちを蘇らせることになるのではないでしょうか?

楽しいこと・嬉しいこと・認めること・称えること
やれることは、まだまだありそうですね!




最後までお読みいただきありがとうございました。
次回も現場からの声や事例をご紹介してまいります。

ワンスアラウンド株式会社

取締役
E&C推進室室長

佐藤梨枝子


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